2015.03.10 Tuesday
富士フイルムホールディングスの経口薬「アビガン」死亡率を半減させた」との中間結果
フランス国立保健医学研究所は24日、富士フイルムホールディングスの経口薬「アビガン」(一般名ファビピラビル)を、エボラ出血熱の患者に投与した臨床試験で、「血中のウイルス量の少ない患者で死亡率を半減させた」との中間結果を発表した。
フランス大統領府が今月4日、「期待の持てる効果があった」と発表したが、詳しいデータが明らかになったのは初めて。
臨床試験は昨年12月から西アフリカ・ギニアで行われ、アビガンを患者80人に投与。血中ウイルス量が比較的少ない患者では死亡率が30%から15%に半減した。しかしウイルス量が多い患者は、薬を投与しても死亡率が93%に上り、効果が見られなかったという。