2015.09.09 Wednesday
ボルミオ 標高1225メートル 中国人がいない村 山スキーの本場です [イタリア2015]
去年も来たのですが、「ボルミオよいとこ一度はおいで」というご案内です。
3000メートル級の山々に囲まれた村で、スイス国境です。
村の歴史はかなり古く、メラーノを経由してオーストリアとミラノをつなぐ中継点でした。とても貧しかった地域です。
現在は、スキーと温泉が産業として成り立っていて、宿泊施設が多いです。夏は自転車のロードレース、アッダ河ではラフティングの世界大会も開催されています。
スキー場はゴンドラで2000メートルまで、その先はロープウェイで3000メートルまで上がれ、1200メートルの村まで滑って降りられます。
コルティナのほうは、スキーで長距離を巡るコースなのですが、山スキーの本場はボルミオなんだそうです。スキーのアルペン選手はだいたいボルミオ周辺出身らしい。私が去年泊まったホテルのおやじも昔はイタリア代表でオリンピックに出ていたらしく、ホテルにどっさりトロフィーが置いてありました。
あと、ここの人たちは田舎だけあって、すごく人柄がいいんですよ。明るくてフレンドリーで、とってもいいです。
それと重要なのが、中国人がいないこと。ロンバルディア州における中国人の北限は、ティラーノです。ティラーノまでしか中国食料品店や雑貨店がありません。またここは難民もいません。
みなさんも、「中国人のいない世界に行きたい」と思われませんか? それはここです。
いつまでもつかな・・・
したがってこの辺のガキは平たい顔族が珍しいらしく、飯を食べているとちょこちょこと近くに寄ってきて、「おいちい?」とか聞いてきます。
ガイジンのガキはかわいい。