2015.09.18 Friday
ご存じ、捨て子ポスト 捨て子養育院 美術館は工事中 フィレンツェをまじめに観光してみた [イタリア2015]
お母さんが子供を捨てるかどうか迷っているところ
この捨て子養育院の正面は、ブルネレツキがちゃんと計算して古代ローマのアーチ建築のリズムを甦らせた、ルネサンス建築の元祖として、あまりにも重要なものです。おくるみを巻いた赤ちゃんのテラコッタがかわいい。
しかしそれよりもよく知られているかもしれないのが、このアーチの隅に設置されている捨て子ポストでしょう。子供を乗せてぐるっと回す、円形のテーブルが設置されていたらしい。
売春婦の子供や、養えない子供を受け入れる社会福祉施設というのは一側面で、実際のところは育てた子供に、子供の小さな手でしかできない織物の加工をさせるのが目的だったとか。だからここにカネを出していたのは、織物組合だったんですね。
子供が大きくなってから引き取ったのではうまくトレーニングできないので、受け入れるのは赤ちゃんのみに限っていた。
受け入れた赤ちゃんについてはすべて記録を残しているので、詳細な記録が残っているそうです。いちばん最後に受け入れたのは、1875年6月に受け入れた男女の赤ちゃんだったらしい。
いまここは、捨て子養育院幼稚園になっていて、子供を送り迎えするパパママで賑わっています。
この捨て子養育院の正面は、ブルネレツキがちゃんと計算して古代ローマのアーチ建築のリズムを甦らせた、ルネサンス建築の元祖として、あまりにも重要なものです。おくるみを巻いた赤ちゃんのテラコッタがかわいい。
しかしそれよりもよく知られているかもしれないのが、このアーチの隅に設置されている捨て子ポストでしょう。子供を乗せてぐるっと回す、円形のテーブルが設置されていたらしい。
売春婦の子供や、養えない子供を受け入れる社会福祉施設というのは一側面で、実際のところは育てた子供に、子供の小さな手でしかできない織物の加工をさせるのが目的だったとか。だからここにカネを出していたのは、織物組合だったんですね。
子供が大きくなってから引き取ったのではうまくトレーニングできないので、受け入れるのは赤ちゃんのみに限っていた。
受け入れた赤ちゃんについてはすべて記録を残しているので、詳細な記録が残っているそうです。いちばん最後に受け入れたのは、1875年6月に受け入れた男女の赤ちゃんだったらしい。
いまここは、捨て子養育院幼稚園になっていて、子供を送り迎えするパパママで賑わっています。