2015.09.28 Monday
カピトリーノ美術館 マルクス・アウレリウス騎馬像 カラヴァッジョ ローマ市内観光 [イタリア2015]
コンスタンチヌス帝
ローマをぶらぶら歩き。ジェラートを食べながらカンピドリオに登ってきて、月曜なのでやってないかと思ったら、カピトリーノ美術館がやっていたので、カピトリーノのヴィーナスが見たいと思い、入ろうと思ったら「入口は反対側の建物」と言われました。どいうこと?
なんと、カンピドリオに向かい合って建つ、1471年以来の「世界最古」と称されるこの2つの美術館は、リニューアルして一つになったんですね。
早速入ってみると、マルクス・アウレリウス・アントニヌス騎馬像が、その価値にふさわしい空間を得て鎮座しています。すばらしい!
このコロッセオと並んでローマ文明の頂点を示す像は、これまで彫刻美術館のほうの中庭のガラス窓の中に閉じ込められていて、光線の具合でどうやってもよく見えなくて困っていたんです。
それがちゃんと見える! はじめてこの奇跡の騎馬像をじっくり見ることができました。
その裏側には、BC7世紀に遡る、王政ローマ発祥の地であるカンピドリオの丘の発掘展示が見られます。千年にわたるローマの歴史を一望することができる空間です。
1階では、3世紀くらいのローマ人の胸像を一族郎党全部並べてみせる展観をやっています。
上階は古代ローマの貴重なコインが展示されていますが、見るのはかなり骨が折れます。
違うエレベーターでまた上階に登るとバロック期以降の画が充実した美術館になっています。
目玉は2枚のカラヴァッジョです。
「女占い師 」 これも、残酷とか、緊張とか、そういう瞬間を切り取った一枚です。一見のどかそうな景色ですが、これはジプシーが「手相を見てやる」と言って、男性の指から指輪を抜き取ろうとしている瞬間を描いてるんだそうです。
どうもそうは見えませんが、そういう説明になっている。ルーブルにも同じ主題同じ構図のがありますね。
その横にある「洗礼者ヨハネ」は対照的に、どかんと上からの強烈な光で対象が浮かび上がっています。ヨハネのどういう面を描こうとしているのは、私は知りません。
ヴェロネーゼ、ティツィアーノ、ティントレットなどのヴェネチア派もあります。
ピエトロ・ダ・コルトーナ「サビーニの略奪」
ロッカー横の階段を下りると、カンピドリオ広場の真下を横切って新宮殿に行く地下道になっています。
これをまた見たかった! カピトリーノのヴィーナス 24年前に見て以来。この像の劣悪なコピーは世界中に溢れていますが、オリジナルは全然違います。
瀕死のガリア人とか、エロスとプシュケーとか。
そして「カピトリーノの狼」
ローマをぶらぶら歩き。ジェラートを食べながらカンピドリオに登ってきて、月曜なのでやってないかと思ったら、カピトリーノ美術館がやっていたので、カピトリーノのヴィーナスが見たいと思い、入ろうと思ったら「入口は反対側の建物」と言われました。どいうこと?
なんと、カンピドリオに向かい合って建つ、1471年以来の「世界最古」と称されるこの2つの美術館は、リニューアルして一つになったんですね。
早速入ってみると、マルクス・アウレリウス・アントニヌス騎馬像が、その価値にふさわしい空間を得て鎮座しています。すばらしい!
このコロッセオと並んでローマ文明の頂点を示す像は、これまで彫刻美術館のほうの中庭のガラス窓の中に閉じ込められていて、光線の具合でどうやってもよく見えなくて困っていたんです。
それがちゃんと見える! はじめてこの奇跡の騎馬像をじっくり見ることができました。
その裏側には、BC7世紀に遡る、王政ローマ発祥の地であるカンピドリオの丘の発掘展示が見られます。千年にわたるローマの歴史を一望することができる空間です。
1階では、3世紀くらいのローマ人の胸像を一族郎党全部並べてみせる展観をやっています。
上階は古代ローマの貴重なコインが展示されていますが、見るのはかなり骨が折れます。
違うエレベーターでまた上階に登るとバロック期以降の画が充実した美術館になっています。
目玉は2枚のカラヴァッジョです。
「女占い師 」 これも、残酷とか、緊張とか、そういう瞬間を切り取った一枚です。一見のどかそうな景色ですが、これはジプシーが「手相を見てやる」と言って、男性の指から指輪を抜き取ろうとしている瞬間を描いてるんだそうです。
どうもそうは見えませんが、そういう説明になっている。ルーブルにも同じ主題同じ構図のがありますね。
その横にある「洗礼者ヨハネ」は対照的に、どかんと上からの強烈な光で対象が浮かび上がっています。ヨハネのどういう面を描こうとしているのは、私は知りません。
ヴェロネーゼ、ティツィアーノ、ティントレットなどのヴェネチア派もあります。
ピエトロ・ダ・コルトーナ「サビーニの略奪」
ロッカー横の階段を下りると、カンピドリオ広場の真下を横切って新宮殿に行く地下道になっています。
これをまた見たかった! カピトリーノのヴィーナス 24年前に見て以来。この像の劣悪なコピーは世界中に溢れていますが、オリジナルは全然違います。
瀕死のガリア人とか、エロスとプシュケーとか。
そして「カピトリーノの狼」