当院にはホワイト介護という関連施設があり、往診に伺っています。その関係で当院は、お年寄りの歯科医療について、豊富な経験を持っております。
口腔ケアで口の中の細菌数をコントロールすることで、誤飲性肺炎などの病気を防ぐことができます。
また、院長と大野先生はケアマネジャーの有資格者で、老人福祉の専門知識を有しています。この知識は、訪問診療で役に立てています。
お年寄りの歯との付き合い方について考えてみましょう。
お年寄りには、自分の歯でしっかりかんでいる方と、きちんと合っている入れ歯を入れている方、自分に合っていない入れ歯を入れている方がいらっしゃいます。
自分に合っていない入れ歯を入れている方の場合、病気で入院すると、退院するのに2倍の時間がかかると考えてよいでしょう。なぜなら、きちんと咀嚼することができずに、食べ物を飲み込んでしまうからです。これは病気の回復期に一番影響することです。
入れ歯を拒否するお年寄りもいらっしゃいます。
そうすると、どうしても社会性が落ちてしまいます。ニッコリ笑えなくなるので、人との付き合いがおっくうになっていくからです。