大阪府門真市は30日、6月に実施した肺がん検診の受診結果を取り違え、本来は精密検査が必要だったのに異常なしと記載するなど36人に誤った結果を通知していたと発表した。同市は全員に謝罪したという。
同市健康増進課によると、検診は40歳以上の希望者を対象に委託業者が実施。6月26日の受診者237人と27日の218人の胸部X線検査の所見が入れ替わってしまったという。
実際は経過観察が必要だった10人と、精密検査が必要だった8人に「異常なし」と伝えた。結果に異常がなかったのに「要精密検査」「経過観察」とされた人が18人いた。
今月24日、要精密検査の判定を受けた受診者がレントゲン写真の貸し出しを求めた際、ミスが発覚した。