早い話、かかりつけ医=総合内科です
腰痛や頭痛など、よく原因が特定できない体調不良の場合、詳しく問診して病因をある程度特定し、最適な医療機関にご紹介するのが総合内科の診療です。
アメリカ・カナダ・英国などでは、こうした方針が徹底していて、腰痛でもまっすぐ整形外科にかかりにことができません。
まずかかりつけ医を受診して、総合内科として医師が診断を行い、必要な専門医に紹介するようになっています。それによって早く最適な治療を受けられる医療システムなのです。
当院院長がアメリカの大病院で臨床医として行っていたのがこの総合内科医の仕事です。最近では、大病院の総合診療科を舞台にした医療ドラマが放送されたので、日本でもかなり知られるようになってきました。
総合内科医には、ありとあらゆる病気に対応するための広い知識と経験が必要です。専門医に近い高度な専門知識を持っていなければ、目の前の患者さんの病気を的確に診断し、MRI検査の必要性などを判断することはできないからです。
アメリカでは、かかりつけの総合内科医から例えば脳神経外科に紹介したとしても、脳神経外科にかかることができる回数が3回程度に制限されています。つまり総合内科医を中心とした診療体制になっているということです。
日本であれば心房細動の患者さんは循環器科で治療しますが、アメリカでは総合内科医が治療を担当しています。専門医が担当するのは専門的な検査や、治療の中でも手技を必要とする部分に限られています。
ニューヨークで本場の「総合内科」を学ぶ
院長は、横浜市立大学医学部時代に、オレゴン州ポートランドに留学してホームステイをさせてもらった先が、たまたま地域住民の健康問題を幅広く担当する家庭医療(Family practice=子供まで含めた総合内科)を行っている医師の家でした。
その医療の方法やライフスタイルを見て、「これを日本に持ってくれば地域の人たちの医療に本当に役立ちそうだ」と感じたのが、総合内科の道に入ったきっかけです。
その後横浜市立大学医学部を卒業して、「アメリカ型の医療をもっと見たい」と思い、ニューヨークにある現マウントサイナイ医科大学病院ベス・イスラエル・メディカルセンターに臨床医として勤務することにしました。
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